AutoCADのDWGファイルやRevitのRVTファイルをクラウドで管理したいと考えたとき、最初に直面するのが「ブラウザで開けない」という問題です。これらのファイルは専用ソフトがないと開けないため、クラウドに保存しても、閲覧するたびにソフトを起動する必要があります。この問題を解決するために、図面管理ツールはどのような仕組みを使っているのかを説明します。
DWGとRVTをブラウザで表示する仕組み ¶
DWGやRVTをブラウザで表示するには、サーバー側でファイルをSVGまたはWebGLベースの形式に変換する処理が必要です。Panel Vault9では、ファイルをアップロードした時点でサーバー側が変換処理を行い、ブラウザで表示できる形式に変換して保存しています。ユーザーは変換ソフトをインストールする必要がなく、ブラウザからそのまま図面を開けます。
変換精度と注意点 ¶
DWGからの変換は、線・寸法・文字の大部分を正確に再現できますが、カスタムフォントや特定のハッチングパターンは、変換後に表示が崩れることがあります。RVTの場合、3Dモデルの情報は変換後に2D図面として表示されます。変換後のプレビューは確認用として使い、施工や製造に使う図面は元のファイルをダウンロードして使うことを推奨しています。
Jw_cadのJWWファイルへの対応 ¶
日本の設備設計の現場では、Jw_cadのJWWファイルが今も広く使われています。Panel Vault9はJWWファイルのインポートと変換にも対応しています。JWWはAutoCADのDWGと異なる独自形式のため、変換エンジンを別途開発しました。変換精度はDWGと同等で、線・寸法・文字の再現に対応しています。
クラウド管理のセキュリティ ¶
DWGやRVTには設計の機密情報が含まれるため、クラウドへのアップロードを懸念する声があります。Panel Vault9では、ファイルの保存に国内のデータセンター(東京リージョン)を使用し、保存データはAES-256で暗号化しています。アクセス権限はプロジェクトごとに設定でき、閲覧・ダウンロード・コメントの権限を個別に制御できます。
DWGやRVTのクラウド管理は、変換の仕組みとセキュリティの両方を理解した上で導入することが大切です。Panel Vault9では30日間の無料トライアルで実際のファイルを使って試せます。